医療的ケアが必要な子とご家族の地域とのつながりに関する事業の実施について

医療的ケアが必要な子とご家族の地域とのつながりに関する事業の実施について

医療の進歩により、重い病気や事故にあった際に一命をとりとめる子が増えるとともに、日常的なケアが必要な子は全国で約2万人と推計され、14年で2倍、人工呼吸器の子は10倍と年々増加しています。
(※日常的なケア…たんの吸引、経管栄養、酸素療法、人工呼吸器の利用など)

退院したのち自宅では、ケアは母親が主に担い、医療的ケア児を対象とした全国調査では、母親の離職率は9割とされます。また、「社会から孤立していると感じる」ご家族が5割にのぼるとされます。

静岡県内にも医療的ケアが必要な子と家族が約600世帯居住しているとされていますが、ご家族の困りごとやご希望は知られていないことも多くあります。

静岡県社会福祉協議会では、お子様やご家族が暮らしやすい地域づくりを目指し、実態把握や啓発、資源開発に向けて活動をしたいと考えています。

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【調査を行っています】医療的ケアが必要な子とご家族の地域とのつながりに関する調査

【調査対象】在宅で医療的ケアが必要な子の家族(未就学0歳から6歳 推計176世帯 N=45)

【調査方法】県内の医療機関等の協力を得て各支援機関を経由して配布(医療機関21機関、訪問看護ステーション92か所)

【調査助言】調査設計・分析においては静岡福祉大学 山本雅章氏の助言をいただきました。

【調査結果】第1報のため、2次調査実施後に最終的な御報告をいたします。
1地域で孤独感を感じている医療的ケア児世帯は6割
2身近な市町単位で、相談できる専門機関を求める医療的ケア児世帯が9割
3家族全体の状況に応じた長期的な支援が必要
4居住地の福祉サービスに「制約がある」と感じている世帯は7割

【活動計画】今後、2次調査にて個別ヒアリングを実施し、具体的な支援課題の明確化を図っていきます。

≪関連資料≫

調査概要

調査結果【第1報】