事業所での研修受講にかかる動機づけや職場環境の実際、研修受講効果の自己評価を明らかにするために実施しました。
報告書全文(16ページ)
29training-effect-report

1 目的

今後、福祉職員の研修受講効果をより向上させるための取組に向けた基礎資料とするため。具体的には、事業所での研修受講にかかる動機づけや職場環境の実際や、研修受講効果の自己評価を明らかにすることを目指した。

2 調査方法・期間

    1. 方法:質問紙法にて行う。(福)静岡県社会福祉協議会・研修課が主催する研修の受講者にアンケート用紙を配布し、協力を依頼し回収する。回答内容はSPSS(22.0)にて統計解析した。
    2. 期間:平成29年11月30日~平成30年2月27日
    3. 対象:上記期間に開催する22研修、受講者数は1151人

      3 調査内容

      以下について、尺度形式で回答を求めた。

      • あなたの事業所の様子:①人材育成が体系化されていると感じる ②人間関係が良いと感じる ③自分は職場(法人)から大切にされていると感じる ④上司等は、自分の能力や課題を理解してくれている
      • 研修受講前の動機づけについて:①研修前に、受講目的を上司等と確認した ②事前に受講後の活用方法を上司等と確認した ③研修受講は、自分自身で決めた
      • 今日の研修の、あなた自身の受講効果について①主体的に研修を受けることが出来た ②目標を持って研修を受けることが出来た ③研修内容を実践で活かせると感じている ④研修内容を職場内で積極的に共有したい

    4 調査結果の概要

    1. 回答者の3分の1強は、研修前に受講目的を確認していない
    2. 回答者の半数強は、事前に受講後の活用方法を確認していない