令和2年度 「老人の日・老人週間」キャンペーンのお知らせ

期間:令和2年9月15日(土)の「老人の日」から21日(金)までの「老人週間」の7日間

 

「みんなで築こう 安心と活力ある健康長寿社会」

人生100年時代といわれる現在、誰もが健康で安心して、生きがいのある生活を送ることができる健康長寿社会を築くことが重要です。高齢社会対策基本法に基づく、「高齢社会対策大綱」では、高齢社会対策の基本的考え方として、

(1)年齢による画一化を見直し、全ての年代の人々が希望に応じて意欲・能力をいかにして活躍できるエイジレス社会を目指す

(2)地域における生活基盤を整理し、人生のどの段階でも高齢期の暮らしを具体的に描ける地域コミュニティを作る

(3)技術革新の成果が可能にする新しい高齢社会対策を志向する

ことが挙げられています。

 

また、令和元年5月、国民の誰もがより長く、元気に活躍できて、全ての世代が安心できる「全世代型社会保障」と実現するため、2040年までに健康寿命を2016年と比べて3年以上伸ばし、75歳以上とするという目標「健康寿命延伸プラン」が挙げられました。

 

現在、増加する認知症高齢者の支援や介護予防、災害時の支援体制づくり等、地域での支え合いや医療・介護・福祉の連携促進により高齢者ができる限り住み慣れた地域で生活できるよう、地域包括ケアシステムの構築に向けた取り組みが各地で進められています。また、高齢者だけではなく、子どもや障害者など地域のあらゆる住民が役割を持ち、支え合いながら地域、暮らし、生きがいを共に創り、高め合うことを目的とした地域共生社会の実現を目指すこととしています。

 

昨今、我が国を含め世界中に大流行をもたらしている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)において、高齢者や基礎疾患のある方は重症化する危険性があることが報告されており、感染症の予防対策、感染防止のための「新しい生活様式」を日常生活で実践しつつ、高齢者の孤立やフレイル防止に取り組むことが求められます。

こうした状況をふまえ、9月15日の「老人の日」、同月21日までの「老人週間」を契機として、すべての高齢者が安心して暮らせるまちづくり、高齢者の社会参加・ボランティア活動の促進、高齢者の人権の尊重等、以下の6つの目標を掲げ取り組むことを提唱いたします。

 

 [キャンペーンが目指す6つの目標]

  1. すべての高齢者が安心して自立した生活ができる、保健・福祉のまちづくりを進め、ふれあいの輪を広げよう。
  2. 高齢者の知識、経験や能力をいかした、就労・社会参加・ボランティア活動を進めよう。
  3. 高齢者の生きがい・健康づくり、介護予防への取り組みを進めよう。
  4. 高齢者の人権を尊重し、認知症高齢者への支援のあり方や介護問題等をみんなで考え、高齢者や介護者を支える取り組みを積極的に進めよう。
  5. 高齢社会における家族や地域社会等の役割を理解し、お互いに協力して安心と活力ある長寿社会をつくろう。
  6. 減災や防災への取り組みに関心を持ち、日頃から地域でのつながりを築こう。

 

※詳しくは、令和2年「老人の日・老人週間」キャンペーン要綱をご覧下さい。

https://www.shakyo.or.jp/news/20200716_kounen.html